「ファボ」が死語になる時代

| コメント(0)


指摘している内容そのものが分からない可能性もあるので補足説明すると、ツイッター上のツイートを覚え書きするコマンド、ハートマークを押す「いいね」がかつては星マークで、名称も「favorite」(お気に入り)だったりする。で、その英語表記の頭の部分をとって「ファボ」と呼んでいた時期があった。「フェイバレット」だけど「フェボ」「フェバ」とは読まないあたり、和風英語らしいというか。派生語として、というか動詞的に使って「ふぁぼる」「ふぁぼられる」「ふぁぼった」などとも使われる。

で、今ではハートマークで「いいね」と表記されているので、最近始めた人には「ふぁぼ」と言われても何が何だか分からないのも当然の話。だって目の前にあるツイッターの操作画面を見ても、それっぽい表記がまったく見当たらないのだもの。

これってアレだよね。携帯電話が折りたたみ式とか、テレビのチャネルを回すとか、音声録音や録画媒体を書き込み不可とする時に爪を折るとかいうのと同じで、ちょいと前まで使われていた、その当時を知っている人には常識的な話だけど、実物を使ったことが無い人には訳が分からない方言みたいなものだよね。

というか、同じウェブサービスの中でこの類の歴史的な死語が登場するとか、色々と感慨深い。長時間継続しているウェブゲームなどでも、システムの変更が激しいから、この類の話は生じることもあるのだけどね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2019年4月14日 07:02に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「他人の話だけど」は自分の話の枕詞、ということもある」です。

次の記事は「当たり前のことだからこそ大切で、またそれを否定されると信じて飛びつく人がいる」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30