フリーランスに必要なワザ

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「収入減」ってのは「収入源」のことね。当人も修正してたけど。これは自由業・自営業に限らず、転職する・せざるを得ないような状況に追い込まれても慌てることが無いように、最低でも半年、できれば一年分ぐらいは食い扶持を確保しておけって話と通じるものとなる。もっとも勤め人の場合は失業保険があるからひっ迫感はフリーの人と比べれば薄いのだけど。

背水の陣を決めるって考え方も間違いでは無いのだけど、リスクが高いうえにコケたら取り返しがつかなくなってしまう。シートベルトをする時間も惜しいからすぐに急速発進する運転手みたいなものだ。

「本業をこなして副業で色々とやっていくのが一番無難。コケても本業が生活の支えになる」って話はよく聞くけど、まさにそんな感じ。命綱も無い状態で綱渡りをするのは賢い話ではない。漫画や映画に登場するその類の話は、表には出ないたくさんの失敗例があり、たまたま成功した例が作品となっているのに過ぎない。


これって以前コメントもしたけど、生活そのものに困るようになると、考えがそちらに拘束されるどころか、時間までも縛られるようになってしまって、創作がまともに出来なくなってしまうのだな。会社経営で資金繰りが怪しくなると、資金確保に東奔西走しなくちゃならなくなり、本来のビジネスそのものも蔑ろになってしまうってのとまったく同じ。


あとはフリーランスの場合、本人が営業も広報も兼ねているってことを忘れないように。たまたまバズって注目されて有名になってビジネス的にも成功した人ももちろんいるけど、それは本当にごくまれな幸運な人。そしてそういう人も多分に、その背景には地道な努力と広報宣伝があったりする。

情報を開示しなければ他人に知られることは無いわけだし。無論スパム紛いのことをしろってわけでは無く、適切で絶え間ない公知が必要だってこと。プライドを捨てる=スパムをすることって勘違いしている人もいるけど、それは違うからね。

もっともこの辺の宣伝の役割は、組織に所属していればある程度は組織側がやってくれるのが常ではあり、それこそが組織所属のメリットではあるはずなのだけど......最近はその組織側も宣伝の仕方を知らなかったり、所属している人に丸投げってケースが増えてきたからねえ。皆が皆、広報宣伝のノウハウが必要になるという、なんとも奇妙な時代ではある。

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このページは、不破雷蔵が2019年2月 5日 07:58に書いた記事です。

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