報道メディア内部の可視化と実情の暴露

| コメント(0)


中の人がどれほどスットコで暴言しまくり状態だったとしても、商品がよい品質ならば商品自身への問題はさほど無い。普段から客にお説教ばかりしているラーメン屋でも、そのラーメンがすこぶる美味しいのなら、説教もまたテイストとして評価されることだってある。けれどそのラーメン屋が食品の品質偽装にかかわっていたり、衛生管理の上でたびたび業務停止命令を受けていたら、ラーメンそのものの品質が疑われるのも当然の話。

それと同じようなことが報道メディア、特に新聞界隈で生じている。ジャーナリズムという概念そのものが、それを声高に振り回す報道界隈と、一般との認識との間で格差が生じている感もあるのだけど、中の人達が次々に「自分達はこんな質ですよ」という質の暴露を成しているので、そのような人達が手掛ける商品である報道に、どれほどの価値があるのかと疑問を呈さざるを得ないのが実情。


公認されたアカウントを持つ新聞記者がスットコなことを繰り返し、それを組織レベルで咎められることも無い。その状況こそが、新聞の信用性の問題にかかわるエビデンスとなる。「記者個人の問題」との指摘もあるけれど、その状況を組織としての新聞がカバーしない限り、新聞も問題を容認しているのと変わらない。


今件もよい例ではあるけど、SNS、特にツイッターで大きく可視化されたのは、報道関係者・有識者の「見識」「資質」の実情と、その実情を自覚せずにむしろ誇らしい・素晴らしいレベルのものだと思っているらしい、絶望的な現状なんだよね。まさに王様の耳はロバの耳。

報道界隈にはまともな論理思考ができる人はごく少数になってしまったのだなぁと思わざるを得ず。公認アカウントが相次いでその実情を可視化してしまった。よいことなのか、パンドラの箱を開けてしまったのかはさておき。開けたのは報道界隈自身の方だからねえ。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2019年1月29日 07:56に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ヒドイリプライは人に対して行っているとは思っていないのかも」です。

次の記事は「ファミマが1月28日付で無印良品の取り扱いを終了していた件」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30