価格相応の客層

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兵庫県猪名川町の自然体験施設「大野アルプスランド」(同町柏原)にあるキャンプ場で、利用者のごみの放置などが深刻化しているため、町などは1月1日からキャンプ場を当面閉鎖する。管理人が常駐せず、無償で予約も不要と、自由な利用環境が魅力だったが、今後は有料化も含めて検討する。再開のめどは立っていないという。

この類の話をすると必ず「差別をするな」とか「そう言い切れるわけではないだろう」という感情論的な反論やお叱りのお言葉が投げられてくる。一方で緊急時の物資配布の際の無料化の話とか、図書館での本の扱い方のように、裏付ける事例はいくらでも挙げられる。要は、必ずしもそうとは言い切れないが、大体そんな感じで間違っていないだろうというのが結論だと思う。

無料にしてしまうと、対象サービスや物品に価値が無いものだとの判断が無意識のうちに行われる。自分にとって価値が無いもの、見方を変えればどのように扱っても損はしないものだから、いかなる反応を示しても構わないということになる。タダでもらったお皿はぞんざいに扱っても、万一割れても仕方が無いしコストの点でダメージは受けないけど、マイセンのお皿とかなら雑に扱わないよね。

無料や非常に低価格でのサービスや物品の提供は、結局のところ自分に痛手を受けることが無い、最小限で済んでしまうから、いい加減にしてもいいという思いが優先してしまうのだろう。お店でのドレスコードなども、結局それだけのコストをかけているのだから、相応に対処をしないと損をしてしまうという思惑が働くので、利用者の礼儀のレベルが底上げされる。

無料とか安価でも行儀が良い集まりってのは当然存在する。けれどそれはコスト以外の観点で縛りがあり、それが礼儀作法や統率感を形成している。だからそれを認識していない、コストだけで考えている人は、そういう場でもモラルが酷い状態になるのだな。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月 2日 07:40に書いた記事です。

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