初心者「への」心得

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初心者へ教示する時に、教える側の方が楽しくなったり、自分の基準で初心者のあれこれを考えてしまって、色々な情報を一度に詰め込もうとすると、消化不良を起こしてしまいがち。ようやく固形物が食べられるようになってきた子供に、300グラムのステーキを与えてしまうようなもの。無理だっつーの。

TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)に限らず、すべての初心者に絡んだお話にいえること。特定の沼、もとい業界に興味を持ち始めてアプローチをかけてきた人に、突然濃い話をしても引かれてしまうのは必然ではある。

このバランスのとり方、配分の仕方の難しさこそが、人にものを教えることの大変さではあるのだけどね。


「情報が飽和」と表現されているけど、あるいは「満腹感」とした方が分かりやすいかもしれない。物語の概要を伝えられてしまうと、それだけで読んだ気になって現物を読む気力が削がれるとか、つり革広告のコピーを読んで全部を読んだ気になるとか、そういう感じ。

ちょいと表現は雑かもしれないけど、病気になってようやく回復しつつある人への食事って、最初は重湯とかおかゆからだよね。それと同じってことなのだな。

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このページは、不破雷蔵が2018年12月23日 07:11に書いた記事です。

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