「東京ウォーカー」再起計画

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1990年に創刊し、2020年3月で30周年を迎えるエリア情報誌「東京ウォーカー」が、大幅なリニューアルを実施した。イケてるデートスポットや最新のグルメ情報を知るためにお世話になったという人も多いはずの雑誌だが、発行部数はピーク時の40分の1に落ち込み、「まだあったの?」と言われることも。起死回生を狙う東京ウォーカーに秘策はあるのか。編集長の加藤玲奈氏に聞いた。

「まだあったの?」というキャッチにちょっと失礼さを覚える、エリア情報誌ウォーカーシリーズの再起に関するお話。「東京ウォーカー」がリニューアルをして頑張ってるという話だけど、ヤバいのは東京だけに限らずエリア情報誌すべてなんだけどね......。

雑誌の新たなコンセプトを「東京は、一人でも楽しい」とし、ターゲットを東京在住のシングル男女とした。これまで40~50代が中心だった読者層を、30代まで広げていきたいと考えた。


そして、〈1〉グルメ〈2〉おでかけ〈3〉住まい〈4〉お金〈5〉コミックエッセーの五つを柱にすえることにした。グルメやおでかけ情報は、これまでの東京ウォーカーが得意とする分野を踏襲。住まい、お金、コミックエッセーは新たな取り組みだ。


で、リニューアルした内容といえばこういう形で、旅行とか地域案内というこれまでの性質から、地域生活誌に近い形になった雰囲気がある。読み物としての価値を底上げしたという雰囲気もある。


電子版は別として、紙媒体版は正直なところ、相当難しいニャーという感は否めない。コラムネタ的な話で攻めるのは悪くないけど、それのために手に取る人がどれだけいるか。それこそ、ウェブ展開向けのネタな気もする。まぁ、半年ぐらいは様子を見て、読者がどれだけ増えるか、反応するかを数量的に確認したいところではある。

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このページは、不破雷蔵が2018年12月 3日 07:14に書いた記事です。

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