95%の精度の意味

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確率というのは同じ数字でも状況によって非常に有益なものとして判断されることもあれば、役に立たないレベルでしかないと認識されることもあるという好例。当方はざっと意味を知るためにウェブサービスの機械翻訳を利用していて、昨今の精度向上で随分とお世話になっている状態。昔は専用の翻訳ソフトを買ってきて立ち上げて翻訳し、それでもぐだぐだな結果しか出てこなくて単語単位で辞書引きをしてどうにかそれっぽい訳を作り上げていたものだけど。

最新のウェブ翻訳だと正直言って比類なき精度となっているので、そのまま手を加えなくてもざっと読み程度なら大体意味が分かってしまう。けど、やはり時々首を傾げる言い回しが出てきたり、それは違うだろうと画面上にツッコミを入れてしまうケースがあるので、費やす時間と労力が多少減り、海外の文面を読まざるを得ない時の躊躇感が少々減ったかな、という程度の話に留まっている。ましてや他人に提供する商品としての翻訳文としてって観点で考えると、これはまだまだ無理だよね、というのが結論にならざるを得ない。

「95%の精度」は、例えばミサイルの命中精度なら素晴らしいものではあるし、飛び込み営業の成功率ならその営業の人は天才的才能の持ち主となる。けれど翻訳の場合、95%の精度となると残り5%の部分で全体がアウトになってしまう。プログラムで1行、いや1文字でも打ち間違えがあると全体が走らない、あるいは暴走してしまうのと同じ感覚。あるいは料理で砂糖と塩を間違えるとか、分量を1キロと1グラムで勘違いしてしまうとか、そういう話。


95%という翻訳精度の値は確かにスゴイ。けれど、使う領域が限定されるし、大抵の場合は人間による再精査と手を加えることが必要になる。

無論、現状の翻訳技術をディスッているわけじゃない。技術にはその精度に応じた使い方とか使いどころがあり、それを見間違えると痛い目に会うこともあるので注意が必要、妄信しちゃいけないよ、ということ。

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このページは、不破雷蔵が2018年12月19日 07:58に書いた記事です。

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