手元の資料が活きる方法論...マンガ図書館Zの実証実験

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もの凄いざっくばらんにいうと、コピーを違法アップロードして収益を得る仕組みを、仕組みだけいただいて正規権利者間で権利付けして合法化しようというもの。ああ、もっと分かりやすい例はYouTubeで実施されている「あんたの動画、うちの権利のものだから削除するよ。でもうちの広告を載せ(てその収益をうちにくれ)るのなら掲載し続けてもいいよ」システムに、掲載した側にもちょっぴりおすそ分けしちゃう、的なものか。

この仕組みの最大のメリットは、電子化という非常に手間がかかる行程を、原本保有者が勝手にやってくれるというところ。無論、つたない技術で劣化されてしまう可能性もあるわけだけど、データがまったく無くなってしまうよりははるかにまし。

山積みになった資料を目の前に、市場に回せばまだ第三者の手に渡る可能性があるから......と考えている当方にとっては、夢のような仕組みに違いない。ちゃんと対価も得られる(「もらえる権利は一年間だけです。すなわち実証実験が終われば終了で、もし実験が続く場合も2年目からは「作者:出版社」=「80%:20%」に設定されます」ということなのがちょっぴり残念だけど。5年ぐらいまでは5%ぐらいの分配をしてほしいなあ、と。10年ぐらいまでは1%とか)。

でも現状では実業之日本社のみが参加しているので、それ以外のは対象外だったりするのよね。日本の出版社全社が参加してくれればありがたいのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2018年11月24日 07:16に書いた記事です。

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