「電動小型低速車」を地域交通の問題解決に使うという発想

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【産学官連携】沿線の地域交通課題解決に向けた新しい交通システム 10月29日(月)から「電動小型低速車」の実証実験を開始します!


京浜急行電鉄株式会社(本社:東京都港区,社長:原田 一之,以下 京急電鉄),横浜国立大学(所在:神奈川県横浜市,学長:長谷部 勇一)および横浜市は,10月29日(月)から横浜市金沢区富岡西エリアにおいて,地域交通課題解決を目的とした「電動小型低速車」の実証実験を開始いたします。

京急沿線の横浜市金沢区富岡西エリアは,急勾配な坂道が多く,バス停や鉄道駅へのアクセスが容易でない地域があるなど,交通課題を抱えた地域が存在します。

そこで本実証実験では,「電動小型低速車」の"登坂力に優れている"・"小型である",といった特徴を活かし,急勾配な坂の移動を補助するルート(富岡第1地区ルート)と,地形的制約により,既存のバス路線が運行できないルートを走行し,公共交通機関までの補完的機能を担うルート(富岡第3地区ルート)の2ルートを設定し,定時定路線の循環運行を行い,地域交通課題解決を目指してまいります。


地域の過疎化や高齢化に伴い、自家用自動車は使えないし公共交通機関は採算性の問題から運用ができず、住民の行動が制約されてしまう問題が生じる。特に今回取り上げられているような、地形的にも公共交通機関が運用し難いところでは、頭を抱えることになる。

で、小型の電動車両を用いて、その穴埋めをしようという話。ラストワンマイル問題的な発想かもしれない。

ある程度利用客が多ければ、地域巡回バスってのもありなんだろうけど、ここでは難しいし勾配もきついからねえ。「電動小型低速車」が書かれているような機能をそのまま発揮するのなら(登降坂角度は20度だそうな)、それなりに期待できるけど......。

ただ、これって積載人数が運転手も含めて3人しかいないし、日中1時間当たり2~3便のみの運行なんだよね。乗車運賃は無料との事で、乗り降りは決められた停留所で行うとの話。

見た目はゴルフ場のカートみたいでよさげだけど、これってシートベルトは必要なのかなとかランニングコストはどうなんだろうとか、色々と気になったりする。まぁ、トライ&エラーは大切なので、色々とチャレンジしてみてほしいな、と。

...ああ、アレだ。東南アジアのリクシャーに何となく似てるんだ、これ。

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このページは、不破雷蔵が2018年10月18日 07:02に書いた記事です。

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