さまざまな感情の表れを「エモい」で片付ける方法論

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そういや最近ちらほら見かけるようになった表現「エモい」。感情的なという意味の英語「emotional」から来たもので、感情が何だか揺さぶられるような状況にあること全般、どちらかというとポジティブな方面で使われる言い回しとのこと。少し前に流行った「ヤバい」と同じような汎用性を持つ言葉かなあ、と。

色々と細かい描写をすればより確実に自分の感情を他人に伝える言葉にできるのだろうけど、その言葉を知らなかったり、上手く結び付けられなかったり、けれどとにかくなんだかな心に響く動きを覚えたので、それをアピールするための言葉。美味しい料理を食べた時に、料理漫画のような色々と細かい説明はできないけど、とにかく「美味い」と表現するのに似てるかも。いや、ちょっとひねった言い回しだから「まいうー」の方が近いかな。

で、そういう連想をしている、分析をしている人は他にもいるようで、「感動とは言語性のものでは無い」という結論付けにはなるほど感。別々の領域に存在していて、それを結び付けるものがあれば、言葉として表現できる。......というか、例えば江戸時代の人に今の社会の仕組みを見せてもそれを言語化するのは難しいし、ましてや言葉がまだ明確に生まれていない時代の人なら言語化すら不可能。でも同じような感情や感覚の発露はある。


そのような見方をすると、古文で登場する似たような言い回しにも注目が集まる。「をかし」を「エモい」と似たような立ち位置にあると結び付ける発想は極めて興味深い。確かにその発想は一理ある。そう考えると、人の表現への試行錯誤ってのは、昔も今もあまり変わらないのだなあ、という気もする。

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このページは、不破雷蔵が2018年8月12日 07:21に書いた記事です。

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