読み手が宣伝を手助けしているとか

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意味としてはカバーをかけずにそのままで外で読むことで、その本を読んでいるということを不特定多数に気付かせる、つまり歩く看板的な役割を果たすというもの。電車内でジャンプを読んでいる人を目に留め、ああそういえば今日は発売日だったっけと思い起こさせるとか、表紙を見て何か面白そうだなと気付かせてくれる、そんな感じ。確率論的には大した率では無いけど、それを実施する人が多く、目に留める人も多ければ、結果として多数の人が行動を後押しされることになる。

ネットショッピングで購入して直接自宅で手に入れるとか、移動中の時間つぶしがスマホ主体となり、他人からは分かりづらくなったってのは、こういう口コミ効果が減る弊害もあったのだなと気付かせてくれる。

ただ仮に、カバーをつけずに表紙を見せたまま本を読もうってのも、結構無理があるかもしれないというのも一理ある。電子書籍云々は別として。雑誌はともかく書籍の場合、表紙デザインが恥ずかしかったり、他人にはあまり知られたく無いようなタイトルや内容だったりすると、やはりカバーをつけてしまう。また、表紙を汚したくないという場合も、やはりカバーをつける。他人への影響云々を考えるより、まずは自分のメリットを優先するのが人のさが。

...ああ、だから告知効果が期待できた雑誌は、加速度的に売上が落ちているのか、という納得もできたりする。

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このページは、不破雷蔵が2018年7月17日 06:51に書いた記事です。

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