嫌いなモノもしっかり見極めると鑑識眼などが備わってくる、かも

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良かった探しなる言葉があるように、世の中のあれこれの中から嫌いなものは極力避けて、自分の好きなものばかりを食べるってのが一つの方法論ではある。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、自分の想いに正直になることで、ストレス無く生きることができる。これは正解。

他方、ムッチャ嫌いというか本能的に近寄れないほどの拒否反応を示すものならともかく、そうで無いレベルの好きじゃないものにも手を付けて、ちゃんと見極めて文字化・具象化することで、本来好きなものに対する鑑識眼なり表現力が向上するという。これも分かる気がする。

嫌いな要素のかたまり的なものから良いものを見つけ出すのは結構大変で、だからこそ色々な方法を考えたり試行錯誤を巡らせるなどして、好きなものばかりと接していた時と比べ、考え方の多様性が磨かれていく。


そして確かに、自分が好きなものは全部が全部好きなわけじゃなくて、何だか判断が難しい点とか首を傾げる部分もあるけど、全体としては良いものという総評だから好きだとの結論を出している。見えない、見えていない、見ようとしていなかった部分にも目を向ける技術を身に着けることで、好きなものは一層好きになれるし、それを体現化する技術もより磨かれていくってことなのかな、と。

もっとシンプルに例えると、好きなものばかりを見ていると、それで表現ばかりしていると、表現力が狭まってしまう、世の中好きなものばかりじゃないからってことなのかな、と。研究に没頭しすぎると世間一般にその内容を説明するのが難しくなってしまうってのと話が似ている気もする。

一方で、自分があまり好きで無いものに手をつけるのにはリソースが足りないとか、ましてや嫌いなものに手をつけると、それを見聞きしているだけで嫌悪感を覚えてしまって......というのも事実なんだよね。難しいお話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2018年5月22日 07:57に書いた記事です。

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