お役所仕事にはそれなりの理由がある

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以前言及した「公的機関を活用するのには工夫がいる」とか先日の「公的補助の適用は色々とハードルがあってそれを個別個別のケースで使えるか否かを判断するのは、それこそ個人情報のすべてを役所に逐次投げまくっていて自由に利用できるような環境でないと無理」という話にもつながるお話。

柔軟性の無い、杓子定規な対応ぶりを「お役所仕事」と表現するけれど、限定されたリソースの中で公的事業を成していくためには、まさにそれこそが求められる。臨機応変にというのは良く求められる話だけど、それを許可してしまうと何でもやりたい放題になってしまうし、リソースもいくらあっても足りない。

結局のところ、限られたリソースの中でできるだけ多くの対象に対応していくためには、まさに「お役所仕事」であることが求められることになる。効率化、適正化ってやつだ。

時々上がってくるような高級ホテルでのエスコートレベルの柔軟性、融通性を公的機関の対応に求めるのなら、そうしてもらえるだけのノウハウを自分で身に着けるしかない。あるいはそういう対応をしてもらえるだけの対価を支払う(直接お役所に袖の下を云々ってのじゃなくて、代行業者や資格保有者に投げるって意味ね)。

税金を払っているのだから公的なサービスを受ける権利があるのは事実だけど、それは無制限のフルサービスを意味するものじゃない。それこそ1円でも支払っていれば自分は王様だ的な考えをしているのでは、という印象もある。この辺りは明らかな誤解というか、都合の良い勝手解釈なので、気をつけるべきなんだろうけどね。

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このページは、不破雷蔵が2018年3月29日 07:07に書いた記事です。

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