「フェイクニュースとは、虚偽の情報でつくられたニュースのこと」と定義する新聞通信調査会

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先日まで本家サイトでいくつか記事更新を行った、新聞通信調査会による海外での新聞に関する調査「諸外国における対日メディア世論調査」での話。やたらとフェイクニュースに関する設問が増えていたのだけど、その中に「フェイクニュースとは、虚偽の情報でつくられたニュースのこと」という説明があり、頭を抱えざるを得ない状態に。

フェイクニュースとはフェイクなニュース以上のものでしかなく、そこには一次ソースが云々ってのは二次的な問題。虚偽の情報をベースにしていたら根底が覆されるのだから事実のニュースにならないのは当然だけど、それが昨今騒がれているフェイクニュースに該当するか否かは別の話。単なる誤報の場合だってある。フェイクニュースってのは、一次ソースが存在しないのにもかかわらず、あるいは一次ソースがあったとしても、情報そのものが意図的に、あるいは半ば以上故意で事実とは反する形で伝えられたものを指す。

指摘もしているけど新聞通信調査会の定義が正しいとするのなら、一次ソースが存在すれば、それを基に何を語ってもフェイクニュースにはならないとなってしまう。これこそがまさにフェイクニュースとなる。また、一次ソースが虚偽なのか否かを精査する必要性も無くなってしまう。これも変な話。虚偽で無いと信じれば(そう思い込めば)すべてがフェイクニュースではない、ということになる。

他にも同調査報告書には、設問や解説から、「新聞は絶対正しい」「ネット情報はフェイクが一杯」なる思惑がラーメン二郎の全部マシマシレベルで見受けられる。圧力団体や労働組合系の調査結果にはこの類の恣意的な調査が多いし、それを何度と無く目に留めているのですぐに判断ができてしまうのだけど、今件もまた然り。ということで、フェイクニュース関連の設問は全部パスした次第。

何しろ「フェイクニュースを無くそう」と旗を挙げた人の足元でフェイクニュースが花盛りとなり、「フェイクニュースを無くそう」という言そのものがフェイクニュースになるという皮肉な現状だからねえ......。

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このページは、不破雷蔵が2018年3月21日 07:43に書いた記事です。

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