確定申告ってそんなにひどい、ハードルの高いものかなという感じとその概念と

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確定申告は大変だ、イヤな目にあった、苦行以外のものでは無いというツイートが回ってきて、それ相談会での話であるのと、普段から手掛けていないのもあるし、そもそも語り手側が確定申告の概念を理解していない雰囲気も強いよなぁと思っていたところ(それ自身のツイートは今回引用せず)、それに関する反応というかツッコミ的なものが。当方の心境としてはむしろこちらに近い。

面倒だし時間も無いってのなら電子提出でもいいし、郵便で投函してもいいけど、控えに判子を押してもらって手元に残せるってのと、色々と観察したり気分転換という観点で、やはり税務署に直に足を運ぶのをお勧めしたい。

確定申告ってのは大雑把にいうと個人レベルでは、大体こんなものかなということで源泉徴収の形でとりあえずざっくりと自動的に払っておいて、「実際はこんなもんですよ」と自分で計算して確定申告をして、足りなかったら追加で払って、取られ過ぎてたら返してもらえるというもの。税金の明確化というわけだ。

個人レベルの確定申告は大体作業工程がテンプレ化できるので(入力フォーマットそのものは専用の公式サイトがある)、最初の1、2年はどうやって書類を用意するのかとかどの値をどこに入力すればいいのかとか、色々と四苦八苦するけど、様式を記録しておけば段々と楽になる。この書類の値はここにまとめておいて、それをここに入力していく云々ってのは、結局イレギュラーな事案が生じない限り、同じことの繰り返しだから。RPGで経験値を積むとレベルが上がって、同じ敵を倒すのも楽ちんになるのと同じ。弱点を覚えてすぐに大ダメージを与えられるという。

会社勤めの人は年末調整などで済む場合がほとんどだから確定申告を行う必要は原則としては無い。けど、当方のような医療費などの計上とかでやった方がよい人もいるし(当方はそれに加えて自分で色々な勉強とかいうのもあるし、自分のお金関連はしっかりと把握しておきたいというのが理由)、条件によっては申告する必要がある人もいるので要注意(例えば副業で所得20万円超)。昨年分なら仮想通貨を取引した人は色々大変かもね、と。


産業構造が大きく変化し、仕事のありようが変わっていくのと共に、就業スタイルも変化していく。第三次産業、第四次産業への就業者比率が増えていくし、自営業者・自由業者も増え、副業も当たり前の話に(非正規が増えているのも、産業構造の変化によるところが大きい)。それに連れて自分のお金のあれこれの把握とその正しい値の申告、それによる税金の過不足の確認と場合によっては還付金の受け取りは、今後さらに重要になっていくのだろうね。

まぁ、青色申告の方が控除は色々と多いけど、その分義務も多いし面倒なことも多い。まずは白色申告からはじめて見てはどうかな、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年3月17日 07:39に書いた記事です。

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