中堅の働き人から見た「仕事ができない若手社員の特徴」とか

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調査対象は、過去3年間に25歳から34歳までの若手社員と同じ職場で働いたことのある30代、40代の会社員・公務員7924名です。この内、仕事ができない若手社員がいると回答した(同期・同世代と比較して「平均よりやや仕事ができない」「仕事ができない」)2564名に対して、まず、「そう感じられた理由の内、最も問題である点ひとつ」について自由記述形式で問いました。

要は若年層社員の中でも同年代と比べると仕事の出来具合で劣る社員に関して、どのような特性があるのかを中堅社員に聞いた結果。お仕事の出来不出来や新人社員にまつわるお話としてはよく挙がる、何が原因なのか、どのような特質を持っているように見えるのか、といった話。

理解できる部分もあるけど、同時に首を傾げるところもある。企画商品を買ったわけではないのだから、人には誰にも得手不得手、出来不出来がある。分別をした結果、仕事の出来が悪い属性に仕切り分けされる人が出てくるのは仕方がない。偏差値の仕組みのようなもので、それこれ全員が同じでないと、絶対にそのような属性ができてしまう。


実情としてはケースバイケースなのだろうけど、どうも挙げられている内容のどれもが皆、それって結局のところ、会社や上司の教育不足が原因じゃないのかとか、そういう特質を見抜いているのなら、それを補完するなり矯正していくのが企業としての役割の一つじゃないかな、と思ったりもする。例えが少々オーバーかもしれないけど、軍隊に入った新兵全員が古参兵ってわけじゃないからね。企業としてはそれを望んでいるのかもしれないけど、非常にムシのよい話でしかなく。


指摘にもある通り、社員教育が面倒くさいのか、仕方を知らないのか。デフレ時代の時に、社員教育は自分の評価になりにくいので敬遠されるという話があったけど(新人に教育するリソースがあるぐらいなら、自分自身の実績を上げた方がよいというもの)、その結果が「劣っている新人が居るのはこういう悪癖があるからだ」として責任を新人自身に放り投げるスタイルになったのかなぁ、と。

色々と考えさせられる結果には違いない。

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このページは、不破雷蔵が2017年9月16日 07:08に書いた記事です。

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