検索結果で違法サイトが上位表示されることと、その対策と

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漫画家のきただりょうま(@R_Kitada)さんが、1カ月間"違法アップロードサイト対策"をした結果を漫画で投稿して話題になっています。現在ジャンプSQ.にて漫画『ド級編隊エグゼロス』を連載中のきたださん。単行本の発売日が大人の事情で1カ月ずれこんでしまい、その間になにかできないかと考えている時に思い出したのは「同人誌の違法アップロードを削除し続けたら売り上げが伸びた」というブログ記事。

先日の違法アップロードサイトへのリンク集約ポータルの摘発を思い起こしながら。自分の作品名を検索すると違法アップロードをしているサイトが上位表示をされてしまうので、これはけしからんとばかりにちまちまと報告して削除申請したよ、という話。

ただ、指摘にもある通り、「違法コンテンツそのものが消えるわけでは無い」「申請する時にこちらのパーソナルデーターを提供する必要がある」「面倒くさい」などが問題点だったりする。

これは漫画の違法アップロードサイトに限らず、コピーサイトとか悪質なネガティブSEOとかの話でも同様。被害を受けた側がさらにリソースを投入して対応をしなきゃならない、しても報われるかどうかは分からないし、報われる部分があってもマイナスがプラスになるわけではないどころかゼロにもならず、マイナス部分がちょっと減るだけ。検索結果に出てこないようになれば、新規利用者が違法サイトに誘導されることは無くなるだろうけど、すでにその違法サイトを知っている人はアクセスを続けるから、そこに違法コンテンツがあれば利用は継続されてしまう。

つまり「違法アップロードサイト対策」なる申請は、あくまでも対処療法でしかなく、しかも一部のみの対応みたいなもの。虫歯ができて歯が痛い時に、痛み止めを飲むようなものだな。虫歯そのものを治癒するわけでもなければ、痛みがまったくなくなる物でもない、と。

特定のプロバイダを使っているのなら、プロバイダ経由で閉鎖を求めるとか、国内事業ならば損害賠償請求なり違法行為の告発なども有効かもしれないけど......多分に海外からのものだからねえ。

それと。今回話に挙がっている、検索エンジンの検索対象外にするための申請って、そもそも作者自身じゃなくて、編集部サイドでやるべき領域じゃないのかな? 作家本人のプライバシー保護を考えると、それを守るのも編集側の責ではあると思うのだけど。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年9月13日 06:59に書いた記事です。

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