対価の高低と依頼側の姿勢と

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これはフリーランスに限らずのお話で、その一方ですべてがすべてでこの事例に当てはまるとは限らないとの但し書きをした上で。指摘されている通り、一般的には高い金額を対価として提示するお仕事ほど、理不尽で横暴な対応を依頼側がするように見える。しかしながら現実には、平均的だと思える額に上乗せされた依頼の方が、内容も妥当だし、無茶な話もしてこない。

ところが平均位の額よりちょいと安かったり、値切ってくる依頼側の場合、往々にして理不尽な話をしてきたり、無茶な要求をしてくるもの。例えば契約に無かった追加要素を追加支払いなしに求めてくるとか、工期を短縮しろだとか。

受ける側の妥当な、平均的な額の見極めもあるのだろうけど、結局のところ依頼をする側が、依頼を受ける側をどのようなポジションで見ているのかが金額にも表れるのだと思う。金額がそのまま、実姿勢にも出て来るだけの話。

無論、業界の平均的な相場とか、依頼内容がどのような労苦を必要とするのか、まったく理解できていない場合もあるけど。ただ昨今では調べる事は容易なはずで、それすらできていないってのは、やっぱり軽んじているのだろうなとの結論に至ってしまう。

依頼がなされる際の金額は、対価そのものの高低だけでなく、作業中の理不尽な話がある無しの判断材料にもなるのだろうなあ、と。

フリーにしても企業間のビジネス上の話にしても、割に合わない対価を提示した場合は、お断りするのが一番なのだろう。これは例の「最初は顔つなぎ(だからロハで、廉価で)。ルートを作って今後はちゃんと対価を上げますよ」的な話があった場合、そのような約束が果たされることはまずないってのにも通じるね。

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このページは、不破雷蔵が2017年8月 2日 07:47に書いた記事です。

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