「ネット空間が自分の居場所」とする若者が6割を超えたとの報道

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内閣府が15歳から29歳までの男女6000人を対象に調べたところ、「インターネット空間」を「自分の居場所」だと思う人が6割を超え、「学校」や「職場」よりも高かったことがわかった。

ネット空間ってのはそれ自身が一つの疑似社会を情報の紡ぎ合わせで構築していることもあれば、実社会の端切れを情報でつなぎ合わせて形にしているものもある。足を運ぶのは楽だし、距離感を気にしなくても済むし、自分以外の誰か別人になることもできる。そりゃ確かに憧れを抱くし心地よいのも理解できる。ただ、これだけだと実情を伝えるのには情報不足。


で、こちらが一次ソース。先日発表された子供・若者白書がそれ。その資料によると居場所になりうる場所として列挙された選択肢には学校や職場、インターネット空間以外に、自分の部屋や家庭、地域が挙げられている。その中で、自分の部屋が一番「居場所だよな」の値が高く、次いで家庭、その次にインターネット空間がついている。どれか一つではなく、それぞれにありなしを問われているので、ネットに閉じこもり的な記事の書き方はちょいと的外れ。

また、居場所内でのつながりの関係についての図もある。こちらはシンプルながらも分かりやすい。リアルのつながりとネットのつながりの差ってのがよくわかる。ツイッターでゆるい関係ってのが表現にあるけど、まさにそれがマッチするのだな。

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このページは、不破雷蔵が2017年6月15日 06:38に書いた記事です。

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