「無敵艦隊」の補足のお話

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先日ここと、さらにそれから肉付けする形でヤフー個人ニュースにて【トランプ米大統領が派遣したとされる艦隊は「無敵艦隊」にあらず】で指摘した、二大通信社が同時に「an armada」を「無敵艦隊」と翻訳して掲載した件。あの後複数のツッコミやら逆切れやら抗議をいただいたのだけど、あの記事で理解が出来なければ、さらに言葉の真意とか説明の先に見えるであろう問題点を説明しても意味がないよなあ、あれから色々と察することができなゃ、そこまでの読解力が無いってことなんだからということで、極力ツッコミは避けていた。

で、軍事方面の翻訳を生業としている方からのお話があり、それを覚え書きとすると共に補足的な話も合わせ。語られていることはその通りで、これを使うってのは多分に皮肉が含まれている。例えば北朝鮮側が米艦隊を指して「That's the Armada」と表現するのならば意味は分かるし、「米軍のあの艦隊は『無敵艦隊』だな」と訳すのは何の問題もない。「the Armada」にはそういう歴史的背景や意味合いがあり、単に日本語の「無双無敵な艦隊」といった意味を有するものでは無いのだな。


他にも色々と補足ネタを先日ツイートしたのでそのまとめ。要は「the Armada」を無敵艦隊として表現するのは多分に死亡フラグとか揶揄の意味があるので、自らの力を鼓舞主張するために使う文言ではないのだな。意味を知っていて「クリスマスまでには終わらせる」とか「これが終わったらプロポーズするんだ」と語るのは、自嘲かネタでかあるいは物語の中での伏線でしかない。

そして指摘されている2つの可能性を考察したけれど、海外の通信社の翻訳記事でも「無敵艦隊」の表現は成されていないので、現地メディアの情報云々ってのはまずない......というか現地メディアの原文は「an armada」だものなあ。「NHKの同時通訳を鵜呑み」ってのもどうなんだろう。大元はFoxNewsのインタビュー映像なんだけど、それをNHKが映像で同時翻訳配信したってのはあったのかしら?

まぁ、「トランプの発言は歪めてもいい」というか、先の記事でも言及してるけど「トランプ大統領ならこれぐらいかましてそうだな、その方がそれっぽいだろう」という脚色をした......と思ったのだけど、「無敵艦隊」の本意を思い返するとそれも少々おかしくなる。

何かまだまだ意図が隠れていそうな気がするし、通信社がこんなやらかしをするのは問題に違いないのだけど、本意が語られることはないのだろうな。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年4月21日 07:55に書いた記事です。

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