最低限の家事は生活に必要不可欠なスキル

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保育士周りで男女の差異に関して色々と論議が出ている中で、こんな話も派生して出てきている。性別が男だから家事は習得させる必要が無いとの考え方はどうなんだろうか、というもの。まったくもってその通りで、見方を変えれば女性に学問は必要ないとの意見と何ら変わりは無い。

本格的、専門的な話は別として、最低限生きていくためのあれこれは、男女変わらず習得させねばならないし、それ以上のものは個々の資質に従って、あるいは当人の意思に基づいて......となるべきだ。性別による統計学的な差異が、個々の資質を蹂躙してよいとは思えない。当然、性的に越えられない壁ってのもあるけれど。

家事ならば例えばお米を研ぐとか炊飯器の使い方とかご飯の保存方法とか。電子レンジの使い方とか。「いや、そんなの誰でもできるでしょ」と思う人もいるかもしれないけど、基本的にこの類のものって、教わらなければ分からない......中学の家庭科の時間に家事は一通り習得するようになっていたはずなのだけど、今はどうなんだろう。


それすら教えないってのは、指摘の通り生活のすべを学ばせないってことなのだから、虐待に等しい感はある。救命道具の使い方を教えずに船に乗せるとか。いやもっと一般的に、自動販売機や自動改札口、さらには電話の使い方を教えずに世に放つようなもの。ああ、江戸時代の人が現在にタイムスリップしたら、よほどの好奇心と適応力が無ければ生きていけないよね、というところか。


家事って生活行動調査ではよく出てくるキーワードだけど、詳細区分では結構色々とあるんだよね。炊事洗濯掃除はすぐに頭に浮かぶけど、他にも買い物とか家計管理とかゴミ出しとか住居のメンテナンスとか近所づきあいとか健康管理とか。その辺まで含めて全部家事。「家」の「事」柄だから。

以前も触れた記憶があるけど、その観点では中学校の(高校もあるのかな)の家庭科の教科書は一生の教本足り得るので、捨てずにとっておくことをお勧めしたい。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年4月 3日 07:23に書いた記事です。

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