調査方法を変えたら結果は変わりうるし、単純比較は困難になる

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先の豊洲での新調査結果がどう考えてもイレギュラーな値を出しており、統計関連や調査を精査した経験がある人なら「これは調査方法に問題があるので、調査の仕方を再点検するしかない。また今件は暫定結果なので最終結果を待つのが無難」との結論を出すのだけど、報道や都知事周りはこの値で大騒ぎして世論誘導。で、結果として「イレギュラーな値が出て当然な調査方法をしてました、というかするように指図されてました」という話が今頃出てきて、なんでやねんという感じ。

今件では指摘の通り、調査方法に違いがあれば、当然結果は違うものになるし、比較は困難となってしまうという、当たり前の話がてんでできていない、むしろ意図的にやっていない状況で、重大な決断の素材として使っているという状況がリアルタイムで進んでいるのがダイナミック問題。マスコミもその辺りは経験則などで十分認識しているのにもかかわらず、「ウケが良いから」あるいは確信的利益にマッチするからとの理由に寄るとしか思えない報じ方をしている。


公的データでもこの類の、調査結果にイレギュラーが生じている場合、調査方法が大きな変化をしていたってのは結構ある。大抵はそのような場合、連続性は無いので注意が必要云々という但し書きがしてあるし、分析まで踏み込んだ報告書がある場合は、そのことを考慮した上での内容となっている。でもまれに、その辺りが不完全だったり検証されていない場合もある。例の「Google+が異様に浸透していた」ってのが良い例だね。その時にはツッコミを入れるし、公的機関であってもツッコミ内容が正当性のあるものならしっかりと訂正をし、次回以降は改善をしている(当方も何度かツッコミをしてデータを正しいものに調整・再公開してもらったことがある)。

豊洲事案に限れば、確信的利益があり、それに基づいて現都知事側も報道も多様な悪意をこなしている感が多分に見受けられる。先の石原元都知事の記者会見の報じられ方一つをとっても、取り巻く界隈の姿勢は明らか。数字を悪用することこそが、最大の無駄遣いに他ならないのに、ね。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年3月 7日 07:46に書いた記事です。

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