「知っている人がいたらRTをお願い」は原則宣伝・スパムツイート

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先日ツイッターのタイムライン上で挙がってきたネタ。もう認識している人も多分に居るのだろうけど、リツイート数を見るとまだ周知が不足しているのは確実でもあり、一応覚書として。 「知っている人がいたらRTをお願い」的なものは、原則として宣伝やスパムツイートの類と見て良い。「おかしいなと思ったらそのツイートのアカウントをたどり前後のツイートの履歴を確認」はここでも活きている。調べると案の定、その類のものばかりで脈絡は無い。「●×だったらRT」はよくあるけど、「●●ならRT、××ならいいね」も似たようなもの。現在では投票機能が実装されているのだから、それを使えば良いまでの話だからね。
この類のツイートは、不幸の手紙をはじめとしたチェーンレターなどと構造は同じ。ただ、チェーンレターとの大きな違いとして、最初にツイートした人に大きな便益があることが挙げられる。リツイートなりいいねをされればツイートした本人の承認欲求の充足が得られるのが一つ。そしてもう一つはフォロワーの増加が期待できる。確率は非常に低いけどね。この辺りはまさにスパムメールと同じ。フォロワーが増えれば、自分のツイートに宣伝を混ぜて誘導させることもできるし、自分のツイキャスなどの動画への誘導もしやすくなる。フォロワーが増えれば高価値のアカウントとして売却もできる。 だからこそ、何度となく繰り返すわけだ。投資リソースはほぼゼロで、リスクも皆無に等しく、便益を得られるのなら、いくら注意をされても繰り返すのは人間の摂理。
そして指摘の通り、ネタとしてはある程度知られているものが良く使われる。その方が「なんだそれ、俺は知ってるよ」としてリツイートされやすいから。あまりにも周知され過ぎたものだと「なにそれ釣かよ」とすぐにばれるけど、微妙に認知度が低いとか、世代間ギャップが存在するものだと、容易につられてしまう。ICカードは皆が知ってるから一目で釣りだとわかるけど、オレンジカードなら「俺は知ってるよ」とついつい乗ってしまう、的な。 この類のに乗ってしまうと、スパム、宣伝行為に加担したことになる。くれぐれも注意してほしい。
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このページは、不破雷蔵が2016年11月30日 07:37に書いた記事です。

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