情報を残すのには並列保存が大切かなあ、といういつものお話

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情報の保存性に関してはインターネットの普及浸透で、蓄積と再精査が可能になり、大いに質が変化した、なので報道界隈が頭を色々な意味で抱えているという話は先日触れた。で、その一方でネット上の情報があまりにも......というよりは元々情報の量そのものはそんなものなのだけど、人間が容易に扱える領域が広がったのに対し、人間そのものはさほど進化していないので、手が届きにくくなってしまった感はある。一般書籍の電子書籍化、紙レベルの資料のデジタル化が進んでいないのを見ると、その辺はつくづくそう思う(総務省のデータベースe-statの中身の多分が前世紀末や今世紀初頭からしかないのは、多分にそれが原因。デジタル化が追いつかない&リソースが足りない)。

一方で、デジタル化されたデータの原本ってのは、実は容易に喪失しうる。先日当方の作業端末をVistaからWin10に入れ替えたのはすでに記事にした通りだけど、その際にも「コピーなり転送し忘れていたら、そのデータは当方の領域では無かったものになってしまうのだろうなあ」と思ったりした。また手元に多分のMOなどへ保存してあるデータも、将来において再生してデータ化しておかないと、喪失してしまうことになる。今となっては結構貴重なデータもあるはずなんだよね。

やりとりが容易なだけに、逆に失われやすい。デジタルの情報ってのは、実のところそれが盲点だったりする。その点、紙の書籍などは案外残っている(紙の材質の問題も多分にあるのだけどね......実は)。その意味で、以前も言及したけど、複数の選択手段で情報は保全しておくべきだなとは思う。無論、ハードディスク内のすべてのデータをプリントアウトしろ、とはいわないけれど。


加えて、物理的な存在だからこそ残せるものも多い。例えば指摘にある、紙の質とか。テレビ番組を録画しておいたら、番組そのものではなく、合間合間に放送されているCMの方が貴重な資料になった、的な感じかな。

まぁ、電子化を避けるのではなく、電子化のみは避けたいという感じ。併用が一番ローリスク。どこぞのSFのように、謎の宇宙線が降り注いで、デジタルデータがすべて失われるなんてことは無いだろうけど。


石板がある意味一番長期間保全できる素材であるとのネタは以前もした通り。チタン合金に彫り込むとかいうのも考えてみたけど、それでは普通の人には使いようが無い。パイオニア探査機に乗せた金属板のような仕様にするのもありかな......とか。

まぁ、ともかく。情報の長期保全については、もっと色々と論議されても良いと思うのだな。

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このページは、不破雷蔵が2016年10月10日 07:14に書いた記事です。

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