組織構成員の公開の場での気質の暴露と、業界全体の質への疑問...日経新聞を例に

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あえて直接の該当ツイートは掲載しないけれど、話の流れで出てくる、日経新聞の記者であることを公認されているマークがついた記者アカウントによる、経済方面で首を傾げる発言と、それに対するツッコミと、それが単なる凡ミス的なものではなく、その方面のスットコ的なものはいつものことであるとのお話。

今件は日経新聞の所属記者での話だけど、日経新聞に限らず、報道媒体に属することを公にしたソーシャルメディアアカウントは、特に公認のチェックが入っている人に関しては、組織レベルでの品質のチェックが求められると強く思う。その媒体の信頼性、確証性の問題に発展する。

たとえばふぐ料理店の調理師が、何度となくプロ野球周りで変なことを話していたとする(常識から外れた、精神的に病んでいるレベルのものでは無く)。これならば「無類の野球好きなんだな」とか「下手の横好きだなあ」と笑われる程度で済む。ところが、ふぐ料理に関することとか、料理方面の話で危ない主張をしていたり、首を傾げざるを得ない発言を繰り返していると、その料理店の料理は怖くて食べられなくなるし、お店の信頼問題に発展する。例えソーシャルメディアでも、自分の身分を公知した上での発言は、自動的にその語り手本人だけでなく、所属する組織にも連動するものとなる。


あるいは記者レベルでは無く、それを統括する部局、さらには組織全体としての質の問題も否定できない。

さらには記者や上層部の質的問題ですらなく、『核心的利益』のもとに発言している、記事にしているとの可能性もある。つまりおかしな、間違っていると認識したうえで、あえてかような発言・記事を展開している次第。それはそれで大きな問題に違いは無い。

ただ、先日の芸能人の逮捕に絡んでその保護者が記者会見に応じた際に、尋常では無い質問を投げかけ非難を浴びた某報道界隈の人とその前歴、さらに非難を浴びた上での応対のあれこれを見るに、報道の本質レベルでの、倫理的、技術的精度が随分と落ちているのが要因の多分では無いかな、という気がする。今件に絡んで「先日の都知事選で立候補したジャーナリストの重鎮なる人物が、重鎮として長年居座る事ができた実態を見れば、その実情は明らか」との指摘があったけど、うなづかざるをえなかったものねえ......。

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このページは、不破雷蔵が2016年8月28日 07:38に書いた記事です。

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