ロボットに技術進歩を期待するのはアリだけど、現実的には周囲の環境を整備した方が現実性は高いという皮肉

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昔の漫画やアニメのように、日常生活のあれこれはすべてロボットが管理してやってくれて、人は単に消費をするだけで済む。それはそれである意味地獄のような感じもするけれど、ともかく作業的なものはすべて代替してくれるってのが、一つの科学技術の行きつく先。そもそも技術ってのは人ができないこと、できるかもしれないけどすごく手間がかかることを代替してもらい、効率を高めるためのものだから。

ただ、技術ってのはよほどの天才が登場したり偶然が生じたり異文化との遭遇による化学的反応が無い限り、一気に進歩することは無い。地道に一歩一歩進んでいくものであり、人の願望と比べたら亀の歩み的なもの。しかも先に進むという保証はどこにもない。いくらタネをまいても芽が出ませんでしたなんてことは良くある話。

で、技術の進歩を待ってられない状況では、周囲の環境を現状の技術に合わせて調整した方が、早いし楽だしコストも安いし現実性が高いってのは良くある話。現実と技術をつきあわせ、よい頃合いのところで妥協させるというもの。子供が小さい時にはあれこれ保護者がサポートしてあげる必要がある、それこそ乳幼児の時には食事を与えるところまでやらねばならないけど、大きくなるに連れて手がかからなくなるのと同じかな。


これは以前取り上げたこともある記憶があるんだけど、自動お掃除ロボットのルンバが非常に良い例となる。自動お掃除器ではあるのだけど、SFのように足で歩いて人間のようにきれいに掃除をしてくれるわけではなく、ルンバがしっかりと走行できるような環境作りが求められる。これができないと、あちこちにぶつかったままで停止してしまい、ろくな掃除をしてくれない。かくして人はルンバで掃除をするつもりが、ルンバのために掃除をすることになる、と。

これがもう少し技術の進歩発展がなされるに連れて、ルンバのための掃除の領域が減っていくことになるんだろうなあ、と。

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このページは、不破雷蔵が2016年8月21日 07:50に書いた記事です。

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