「かつては上手くいったから今後も同じ方法で上手くいく」と時間の流れの加速化

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良い例が大学の授業料周りの「自分の時にはアルバイトで学費を賄ったから云々」ってやつで、消費者物価指数の動向を勘案しても、昔と今とではかなり学費の負担が変わっており、昔感覚では今の状況は解決しない。あるいは少年犯罪もそうかな。数量的な観点で説明できないタイプのもあるのだけど、この類の話って結構ある。

もちろん昔がダメで今が良い、古いものは悪くて今は良いという軸で考えるのも早急に過ぎる。あくまでも昔と今を同列視するなということであり、昔のようにするなとの意味では無い。ただ、昔の良い部分を取り入れるにしても、周囲環境が変わっているのだから、昔のままで同じ事をして良い結果が出るってのは滅多にない。


これは何度か以前にも取り上げたのだけど、時間の経過と共に技術の進歩や環境の変化が生じている一方で、人は成功体験を強く信奉してしまうから、結果として昔の価値観を固持し、周囲、特に自分より下にある人(、それは往々にして自分の年下となる)に押し付けてしまう。そして「健康でいられる寿命が延びた」「技術の進歩が加速化している」ことで、年齢階層におけるギャップが一段と大きなものとなってしまう。

これが単なる笑い話や、良い方向にかじ取りされればよいのだけど、若年層、そして世間全般に弊害をもたらすものとなると、いわゆる「老害」と評されることになる。その時に原因となるのが、自分の体験と周辺の時間の流れの差異をうまくつかみ取れないこと。

語りでは昨今の方が見た目の変化は大人しくなっているとしているけれど、だからこそ技術の加速進歩に気が付きにくいってのもあるかもしれない。エアーカーが空を飛びかい、宇宙服のような全身タイツの服を着ている人が街を練り歩き、ビル群にはエアチューブがもりもり交差しているなんていう都市はどこにも無いけれど、日常生活の上での生活様式はむしろ昔の30年と今の30年とでは随分と今の方がスピード感あるものとなっている。

とりわけ今世紀に入ってからの変化の加速感は、健康寿命の伸長も相まって、技術、生活様式のギャップを大きなものとしている。何度か記事にしている、テレビのチャンネルとか電話とか、また本日先行記事で挙げた動画やCMの話もその類になるのだろうね。

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このページは、不破雷蔵が2016年6月23日 07:48に書いた記事です。

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