「カッシーノ」 権利を抑えて 「使いましょう」

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この数日、カジノ周りの話に関して、イメージが悪いからカッシーノと呼び方を変えようという話が目に留まるようになった。窃盗が万引きとか、売春が援交とかそんな感じの言葉のあや的な感じであまり良い印象は無かったし、第一なんだかナッツ系の新種とかイタリアのマフィアみたいな雰囲気で、イメージ云々の話どころではない感はある。

色々調べてみると【電通からの提言 「カッシーノ」によりカジノのイメージを変えよう!】がネット界隈ではトリガーとなった記事っぽい。「電通からの提言」ねえ......ということで、専門家の方が調べたところ、まあタネも仕掛けもありました、と。

商標を抑えた上で「これを使いましょう」と提言。採用されて広まれば「おっと、その商標はうちらがゲットしてるんだぜ」的な。まるで何もない平原の安値の土地を買いあさった後で「この地域に鉄道を敷きましょう、基地を創りましょう、工場を建設しましょう」と提言して以下略。

これではマッチポンプと呼ばれても仕方がない。違法ではないけれど適正とは言い難いし、提言そのものを思いっきり醒めた芽で観なきゃならなくなる。だったら「カッジーノ」と言っちゃった方がいいよねー、商標に抵触しないし、とか。

商標登録周りの話には、言い回しそのものの普及を第一義的なものとし、濫用・悪用されることを懸念し、あらかじめ権利を確保しておいて変な人が取得しないようにした上で、無料で悪用しない限り普通の名詞的に使ってよい、とする発想もある。ただ今件は、その道の専門業である代理店が取得し、しかも自らの提言で流行らせようとする辺り、「流行を(強引にでも)創ろう」、トレンドクリエイター的な手法は、お得意とする方法論の感はある。

舞台裏が見えてしまった舞台劇ほど興ざめするものは無い。

まぁ、何か怪しげな、首をかしげるようなキーワードに関して「流行らせたいな」的なムーブメントを覚えたら、まずは商標登録の状況を確認するってのは、振り回されないための賢い方法なのかもしれないね。

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このページは、不破雷蔵が2016年6月 9日 06:45に書いた記事です。

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