「衣食足りて礼節を知る」の衣食はむしろお金だよねえ、という話

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個人ベースではまた話も違ってくるのだろうけど、企業や組織の中核に立ち、お金勘定をやりくりすることになる経営者の場合、まずは企業を存続させて可能ならば成長させるためのお金の工面が何より大切になる。お金というと下賤なイメージを持つ人も少なくないけれど、生き物にとっての血流と同じで、無ければ死んでしまう。お金って色々な物品やサービス、さらには時間ですら圧縮して数字化したツールだからね。

で、そのお金が企業レベルで足りなくなってくると、企業としては存続させるのが第一の目標となるため、そのやりくりにリソースを食われることになる。当然、企業本来の行動や、成長のためにはやっておきたいプラスαのことなどが後回しにされる。いわゆるマイナススパイラル状態になりかねない。借金が返せないから他の場所から金を借りる、的な感じになる。お金が足りなければせっぱ詰り、それ以外の事柄がおざなりになる。信頼・信用ですら切り売りしかねなくなる。

見方を変えれば、お金に余裕がある人ならば、そのような手段に手を出す可能性は低い。なので、お金を持っている人は信頼できる可能性は高くなる......との発想は間違ってはいない。


お金に困っているのに見た目だけ繕うのが一番信用ならないってのもうなづける。物事は形から入るってのも事実ではあるけれど、第三者から見ればその身なりにまだ内容が追い付いていないことに他ならず。内容も相応のものだと信じてしまうと、結果的にその信用は裏切られてしまう。

世の中には多種多様な企業があり、人がいる。そのすべてに白黒をつける必要はない。自分の限られた身の回り、関連しそうな対象に、お金のあるなしによる基準軸を一つ設けるのは、決して悪い話ではない。まぁ、お金がある程度以上ある人もまた、その力におぼれてしまって、別の意味で信頼できなくなるケースも多々あるので、注意が必要なのだけれど。

            

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このページは、不破雷蔵が2016年5月10日 07:59に書いた記事です。

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