歴史系小説を執筆する際にオススメな一冊「考証要集」

| コメント(0)

ラノベの普及浸透で、歴史ものの話の中でもその語りが現代用語そのものだったりしてもさほど違和感を覚えない、それで良いのか悪いのか色々と複雑な心境をいだく今日この頃。例えば戦国物で街中を自転車が走っていたり、町人が「ナウでヤングな人達」と説明されていたら頭を抱えるけれど(「銀魂」のように、そんなノリの設定ならともかく)。

あまりにも事実とかけ離れた言葉のやりとりは、その物語の底が見えてしまうことになる。舞台劇なら書き割りが非常におチープなものだった、って感じ。そのような問題を避けるためには、該当する時代の言い回しとして使われていたか否かをそれなりにしっかりと調べておく必要がある。その際に役立つよ、として推挙されたのが、この「考証要集」なる一冊。

70%とあるので残り30%は他の書籍なり資料をたどる必要があるけれど、一冊で7割ってのは随分とスゴイ話には違いない。


個人的には第二次大戦前後に絞った形でこの類の考証用資料が欲しいところだけど、気軽に扱えるのがなかなかない。分厚かったり色々と散らばっていたり。まぁ、機会があれば探してみるのも面白いかもしれないなあ。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2016年3月22日 07:04に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「郵送で趣味系アイテムのをやりとりする際に注意したいこと」です。

次の記事は「Wi-Fiの強弱で相手を探し出す現代の小学生たちの遊び」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30