色々とこだわりが見えてくる「マリオメーカー」の話

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先日発売された、任天堂のWii U用の新作ソフト「マリオメーカー」。名前からも分かる通り、スーパーマリオブラザーズのような横スクロールアクションゲームを自分でコースづくりをしたり、他人が創ったコースを楽しむというもの。昔流行ったパズルアクション系ゲームのコンストラクションモード的なものとイメージすれば分かりやすいかも。元々シンプルな操作系とスマートなプレイ感覚で人気のある作品なだけに、「自分だったらこんなコースを創ってみたい」との想いを持つ人も多かっただろうから、この作品の登場は願ったりかなったり。

で、興味深いのはこのシステム。がつがつと凝ったものにして、超難易度の高いコースを作ることもできるけど、まず創り手がクリアをしないと公開できない。まぁ、腕のある人ほど難儀なコースを公開できるという格差が生じてしまうけど、それは仕方なし。発想としては面白い。


また、こんな仕組みも用意されているとの報告もある。これ、実際に制作・披露系のゲームをやった上で「こんな機能があるといいなぁ」という発想に至った人でないと、なかなか想起できない仕組み。多分にコロンブスの卵的なところはあるのだけど、ステキな話。どこまで×マークが増えるのかが見ものだけれど。


他にもいわゆる「動線」的な話とか、創作物に携わる際のこだわりとか、一部からは「ここまで詳しく言われなくても分かってる」的なツッコミが来そうなアドバイスが盛り込まれている。これってやはり、「分かっている人」が多分にかかわっているんだろうな、という気はする。創り手は何度となく繰り返して手掛けているから理解していても、実際にプレイする人は初めて。しかもゲームそのものや創作系のゲームに慣れていない人も多い。そのような人達には、こんなアドバイスは素晴らしいものとなるに違いない。

当方はWii Uは持っていないけど、このテキスト部分だけでも欲しいなあ、と思ったりするぐらいだ。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月15日 07:31に書いた記事です。

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