同人誌の頒布会における部数の足りる・余りすぎる問題の解決法を考えてみた(ネタ)

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ここ数日、同人誌界隈で、即売会なり頒布会における印刷部数に関する話題が事を欠かない。個人ベースでの展開ならばいわゆる欠品が生じても仕方がない(何しろ販売数の推定は企業のプロですら見誤ることがあるんだから)のにも関わらず、負わさせる責が大きすぎる、需要側の声が乱暴すぎるとの話が多々見受けられる。

多く刷りすぎると余った時の負担が大きい、少なすぎると買いそびれた人が暴動を起こす。いや、昔はそうでも無かったんだろうけど、昨今ではウェブの普及浸透で、その「暴動を起こす人」の比率がかさ上げされている感はある。集団心理が発生しやすくなっているというか。

で、最低限だけ刷って製本し、売り場で足りなくなったらその場で出力・製本して逐次販売すればいい。いわば注文受注販売みたいな? というネタ話を。もちろんこれがネタってのは「電源確保をどうするのか」(ノートパソコンとプリンタ、バッテリー持参にしても......ねえ)とか、会場内での逐次製本はアリなのかとか。色々と。まぁ、でもいわゆる「ペーパー」の現場再生産はこの考えに近いし、データ化した上でセブン-イレブンの複合機向けナンバーの公開をするってのも、コンセプト的には近しいものがあるのかな。

ただしこれでは、頒布会のコンセプトを考えると、本末転倒になりかねない。まぁ、ネタな話であるし。


「その場で出力できるデータがあるのなら、紙刷りは要らないのでデータだけください」ってのも出てくるだろう。まぁデータをそのままぺろっと渡すのは、色々と問題が生じるのでPDFファイル・各種プロテクト付きで渡す......にしても、色々とナニがアレになる可能性は否定できない。スマホのデータによる名刺交換みたいな感じで赤外線でデータ頒布とか、コンビニでのゲームデータの配布みたいなことも将来はありえるのだろうけど、今はセキュリティなどの観点で難しい。

で、手数料などを勘案して上乗せするために、USBメモリにデータをぶち込んで、メモリごと売ることにする。そのままでは味気ないのでちょっとしたお飾りをつけて......とすると、データを抽出した後のメモリがヤフオクに、なんていう未来も。

まぁこの辺りはいたちごっこ的なところもあるし、最適化に向けて試行錯誤が続くんだろうな。当方はといえば、デジタルで購入できればそれにこしたことはないのだけど(購入のために現場に足を運べないのは痛い)、それで創り手側が痛手を被るってのは良くない話だからね。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月 2日 07:14に書いた記事です。

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