ドコモの3秒クッキングに対抗して1秒クッキングなるポテチが登場......だけど、その、何だ

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湖池屋は夕食マーケットに新規参入するにあたり、1962年より作り続け、50年以上が経過した現在において、当社の看板商品である「ポテトチップス」のポテンシャルについて、議論を重ねる中で、「ポテトチップス」はじゃがいもから作られる加工食品の一種であり、じゃがいもは主食にもなりうる食材であることから、「ポテトチップス」にはスナック菓子カテゴリーにとどまらない無限の可能性があるとの考えに至りました。


そこで湖池屋は、夕食の一品として食卓に並べても違和感なく受け入れられる「ポテトチップス」の開発に着手。北海道産の新じゃがのおいしさを引き立て、日本の食卓にマッチする定番料理として「肉じゃが」と「ポテトサラダ」を選択しました。


筒に入れて販売するちょいと厚手のタイプはともかく、袋詰めのポテトチップスはかなり苦戦を強いられているとの話をよく見聞きする。ガムと同じく、種類が多すぎるのと消費性向の変化で飽きが来た感があるんではないかな(さらにいえば年齢階層別人口構成比の変化、いわゆる高齢化で、メインターゲットとなる若年層が減っている)。

で、新たな世界を切り開くために、ポテチ業界では多種多様なトライアルアイテムを展開している。以前は朝食向けポテチってことで、色々なフルーツ味のものを出したけれど、味わいは正直今一つ二つ三つ。今回は発想を変えて、果物がダメならおかずにすればいいじゃないってことで、ポテチをおかずにしてしまおうとの発想から、にくじゃがとポテトサラダの代替品となるポテトチップスを展開する。

説明によると「1秒で料理できる」とのこと。って動画を見たら袋を開けて皿に盛るだけ。実際には1秒じゃ無理だし、第一それは料理じゃない(笑)。

そんな無茶ぶりをしなくても、すでにレシピサイトなどでもよく見かけるようになった、ポテチをそのまま、あるいは砕いて料理のトッピングとして使うような、より自然に食事に組み込めるような商品開発と提案をした方がいいような気はするのだけどな。薄い外見、ぱりぱりとした食感、薄めの味わいとぴりりとした調味料のアクセント。料理の具材としては結構面白い気もするのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月 5日 07:09に書いた記事です。

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