画像認識でパンの種類が即時に分かる・ベーカリーショップで未来の技術が取り入れられていたという話

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先日ちょっと話題に登った、ステキナイスな未来志向のパン屋さんのお話。パンの種類で色々と識別、値段の振り分けをするのが大変なので、画像識別の仕組みを使って、レジに持ってきたパンを置くと、自動的にどんなパンかを判断してレジを打ってくれるというもの。

動画の説明では不慣れな店員だとパンの種類が特定できない、間違えやすいからということで、確かに個人ベースのベーカリーでは新種のパンが次々出て来るし、チェーン店だと山ほど種類があるので分かりにくい。もっとも形での識別なので、サンドイッチの類は苦手っぽい。

ただ......

この類の話って、結局のところ技術だけが先行しても、コストパフォーマンスが追い付いてこないと、普及はしない。パンの読み込み装置や運用コストは結構なものになるはず。惣菜パンの単価を考えると、ペイはしにくいだろう。そしてパンは新種が続々と登場する。そのたびに取り込みデータを作成すると、運用する会社は継続的な売り上げが発生するけれど、パン屋側はコストが山積みされてしまう。結局、便利さとコスパは別物なんだよね。


という話もあった。一部スーパーで導入されている、無人のスキャニングタイプのレジなら利用できそうだけれど、焼印をパンの種類ごとに作るのは面倒だし、レーザータイプにするとやはりコストがかかる。それに、焼印とはいえパンにそのようなしるしをするのは好まないお客もいるだろう。

と、なると、パンのパッケージ......はベーカリータイプの店だとあまりなくて、そのままおいている店も多いので、パンの敷紙......に、パンそのものの種類を何らかの形でプリントするなり、QRコードのシールを貼りつけておけば、それで済むのではないかという結論に。技術的にはローテクだし、コストも最小限で済む。スマートさでは今一つだけど、実用性を考えたら、これが一番なんじゃないかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月23日 06:53に書いた記事です。

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