ハフィントンポストジャパンの作りが悪質まとめサイトや日本風キュレーションサイト化しているとの指摘

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元々本家のハフィントンポストも買収を受けてからその方向性に色々な問題視される事案が生じているけれど、それでもなお、まだ報道メディアとしての品質や「一線」は超えていない感はある。ただ、日本語版のハフィントンポストジャパンは、朝日新聞が協賛的な立場にあるとの時点であまり良い予感はしなかったのだけど、その予感は的外れ的なものでなかったようで。

すべてがすべてではないのだけど、上で指摘されている通り、記事というよりはブックマーク的、日本風のキュレーションサイト的なもの、あるいは悪質系まとめサイトと同じような様式の記事が増えてきた。これは否定のしようが無い。

上記ツイートにも的外れな反論があるけれど、はめ込み機能の使用そのものはツイッターの様式に従っているので問題は無い。その機能・仕様上の問題ではなく、そもそも論としての引用の原則に従っているのか否か、そして記事の品質的に、元々のサイトの方針的にそれでいいのか、という話。

「朝日や読売が紙面でこれをやったら『手抜き』との批判が集まる」。まぁ、この一行で大体説明はついてしまう。そもそも論としてハフィントンポストって、まとめサイトでもキュレーションサイトでも無いよね。本家が見たらどう思うのかな。


この話がクローズアップされているのは、ほぼ同時期に「1億ページビュー超したよ、スゴイでしょ、これこそが僕たちのジャーナリズムだ」的な自画自賛の記事が掲載されていたからというのもある。それ、ジャーナリズムというてしもたら、もうアウトも同然よ、みたいな。まぁ、朝日新聞社の視線からは、それでもいいんだろうけど。「発展途上」という言い訳は通用しない。ハフィントンポスト本家も、朝日新聞も、相応の報道界隈の経験はあるんだからね。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月 8日 07:22に書いた記事です。

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