基本・原則すら守れない報道は、未加工のデータと3つの感情表現だけを流していればよいのではないか

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報道が自分語り的な記事を展開しはじめた時には、その内容には要注意。なぜならそこには多分に書き手や報道機関単位での思惑が盛り込まれているから。物語性は人々の心に刻み込むために必要だと理由付けはするけれど、刻まれる内容が刻む側の主義主張で彩られているのなら、それは単なる機関紙と何ら変わりはない。

このような事例が次から次へと沸いてくるにつれ、報道の本来あるべき責務の「正しく、分かりやすく伝える」はどこかへ吹き飛んでしまっているので、もういっそのことRAWデータ(Raw image format。生、未加工のデータ)を流して、あとは局側の意見として某アニメ番組で有名な某幼児の意思表示のセリフ「ばぶー」「ちゃーん」「はーい」だけしか語ってはいけないとした方が、まだまともな報道になるのかもしれないと思った次第。ああ、もちろん印象付けもされる可能性があるので、BGMは禁止。画像の演出効果もダメ。

まぁ、マスターデータを取材側が即時に挙げて偏向報道ができないようにするって手法は、結構メジャーとなりつつあるし、海外の報道局では一般報道に先んじる形でRAWデータを映像として流すことが普通になりつつある。日本でもできないことはない、はずなんだけど。


実際、テレビにしても新聞にしても技術そのものは進歩発展していることに違いは無い。ただ周辺環境があまりにも大きく動いていることに加え、その環境変化に従来型の報道内部の人が対応しきれずにいる、さらに質そのものが劣化している部分が大きいのだろうな、という感はある。ライフアップデートは、ホント、大切。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月 9日 07:47に書いた記事です。

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