世界各国から見たパソコンの世帯普及率、日本は19位

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先日の本家サイトの記事【十年余りの携帯電話普及率推移をグラフ化してみる(先進諸国編)(2015年)(最新)】を皮切りに、国際電気通信連合(ITU: International Telecommunication Union)の公開データを元に、携帯電話やパソコン、インターネットに関する普及率などについて、国ベースでの動向比較記事の再精査と分析のし直し・更新作業を行っている。そのデータの洗い直しの過程で、世帯ベースと個人ベースでのパソコン利用率のデータが存在することが分かった......のだけど、個人ベースの値は結構な国で空きが生じている。

個々の国の世帯ベースでの利用率は大よそ用意されているので、それを元に実数値を概算して、そこから人口を用いて自分で算出するのもアリなんだけど、ぶれが大きくなるのでパスして、世帯ベースのに限ったものを整理し、グラフ化したのが上。

数字が公開されている限りでは、日本は第19位、82.4%。トップはカタール、ついでアイスランド、オランダ、バーレーン、ルクセンブルグ、ノルウェー。ヨーロッパの中小国家や中東のお金持ち的なイメージの強い国で、パソコン普及率は高い感じ。もちろんこれは単にパソコンの普及率であり、常用されているとかインターネット接続されているかとかとは別問題。


で、先日「平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の分析記事で記した通り、パソコンが自宅にあるけど使っていない人って結構多いんだよね。家族の別の人が使っているってパターンが多いんだろうな。ほこりをかぶっているってのじゃなくて。

今後スマートフォンの急速な発達と共に、いわゆる「パソコン離れ」の加速化も顕著なものとなっていくだろうから、ITUの報告書による今件パソコンの世帯普及率も減少していくのかな。それとも使ってないけどあるから普及としてカウントされるってことで、値は高いままを示すのだろうか。もっとも、新規購入する人は減るに違いなく、その分は確実に減少するのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月18日 06:47に書いた記事です。

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