従来型携帯電話(ガラケー)の未来とは

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ドコモはガラケー発表も、iモードはサポートせず


5月19日、ソフトバンク新製品発表会の席で、ソフトバンクの宮内謙社長はフィーチャーフォン、およびフィーチャーフォン型スマートフォンについて否定的な発言を行った。フィーチャーフォンの今後についてNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3大キャリアの立ち位置はさまざまだが、将来的にどうなるのか、予想してみよう。


先日三大キャリアの一社が「ガラケーのバーカバーカ、お前なんかいるもんか」(超意訳)的な発言をして再び注目を集めることになった、従来型携帯電話、ガラケー。iモードの利用云々はともかく、従来型携帯レベルのスペックと利用料金体系ってのは一定の需要があり続けるし、そんな邪険にしなくても......とは思うのだけど、部品やら回線周りやらで今後も厳しくなることは理解できる。

ただ、アフリカをはじめとする新興諸国では今なお従来型がバリバリ活躍しているってことを考えれば、スマホが主体になるのは疑う余地も無いけれど、従来型が市場・需要的に全滅するってことは無いというのが所感。今のブラウン管テレビと液晶などの薄型テレビの関係レベルではなく、パソコンとケータイ位の関係かなあ、と。第一、子供向けケータイは今なお従来型がメインじゃん。

全員従来型は使うな、スマホにしろってのは、メーカー側からすれば都合の良い話には違いないけれど、使い手側からは「何馬鹿なこと言ってんだ」って話になる。「平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」のデータを観ても、現在スマホを持っていない、でも今後も欲しくないって人は、30代までは1割にも満たないけれど、50代では2割強、60代では5割強にも達している。今後需要は変化しうることも十分考えられるけどね。

例えるなら軽自動車は廃止、みんな普通乗用車を買いましょうって話。全事業者がそれをやったら反発を食らうだけだろうし、特定の会社だけなら軽自動車の需要が他社に回るだけの話。「他社が従来型出すから、うちはスマホに特化」という戦略自身は悪くないと思うけどね、むしろリソースの集中投下との観点で見れば良い施策。でもそこで、投下しない方面をディスるってのは下策だなあ、と

ちなみに当方はといえば、今使っている端末(SH905i)で特に過不足なく運用できてるので、これで十分。今後買い替えが必要になっても、多分ガラホになるんじゃないかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月24日 08:01に書いた記事です。

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