「ぼくの自宅での仕事部屋を披露するよ」で現れる阿鼻叫喚の世界

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デジタルカメラ、さらにはスマートフォンの普及によって気軽に写真を撮り、それを不特定多数に向けてインターネット経由で披露する機会が誰にでも与えられるようになった。ソーシャルメディアの普及はそれにさらに拍車をかけている。「自撮り棒」の普及浸透もその傾向を受けての需要がトリガーだったし、社会問題化している職場での炎上写真事案も多分に、今のような環境が生み出した「社会の闇」......という陳腐な言葉で表現できるものでは無く、人間の自己顕示欲とノリと自虐的精神がネットなどで増幅された結果ではないかな、と。

特にクリエイター系のようなデスクワークの界隈では自前の作業環境を写真にとらえて「こんな感じですよ」って披露することがある。その流れの一環ともいえるのが、この投稿写真のスレッド。ただ、タイトルが「Home Office Nightmares That Will Make You Glad You Work Elsewhere」、つまりこんなところじゃ絶対働きたくないって感じにさせる、悪夢のような自宅の作業環境ってなっていることからも分かるように、もうスミソニアン博物館の倉庫さながらな状況の場所ばかり。

それぞれの写真をよく見渡すと、個々の部屋の住人の個性がにじみ出てくるようで興味深い。中には「これ、ゴミ箱の中身とちゃうの?」的なものもあるけれど。でも恐らく本人にとっては「これで普通じゃないの? いや、確かにちょっとは汚れてるかもしれないけどさ」位な認識なんだろう。

自分の周りの環境ってのは、慣れてくると「これはダメかな」というボーダーラインが段々と甘いものになってくる。目が、脳が慣れを覚えてしまうんだな。そんな状況を放置していると、じきに今件のような状況になることは容易に想像が出来る(ほとんどが実はネタでした、ってことを祈りたい位)。

一度自分の部屋をスマホなりデジタルカメラに撮って、画面越しにチェックをしてみよう。いかに汚れているかが第三者視点で確認できるから。......一度それをやって、_(:3」∠)_ 的な状況になった経験者は語る。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年5月19日 06:38に書いた記事です。

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