ビッグコミック系3誌の印刷証明部数動向

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↑ 雑誌印刷実績推移(ビッグコミック)(部)
↑ 雑誌印刷実績推移(ビッグコミック)(部)


先日【サンデー40万部割れ...少年・男性向けコミック誌部数動向(2015年1月-3月)】として本家サイトで掲載した、最新の少年・男性向けコミック誌動向。前四半期の記事では結構ツッコミを入れていた、例のエセ医学の首謀者の一人の話を用いたエセ医学漫画を掲載中のビッグコミックなど3誌に関する動向は、ざっくりと削ってしまった。主旨にはあまり関係ないってのが主な理由。

ただ、データはちゃんと取ってあるので、こちらで覚え書き的に。

↑ 2014年10-12月期→2015年1-3月期に至るビッグコミック系各紙の印刷証明部数減少率
↑ 2014年10-12月期→2015年1-3月期に至るビッグコミック系各紙の印刷証明部数減少率

↑ 2008年4-6月期→2015年1-3月期に至るビッグコミック系各紙の印刷証明部数減少率
↑ 2008年4-6月期→2015年1-3月期に至るビッグコミック系各紙の印刷証明部数減少率


男性向けコミック誌が軟調なのはビッグコミック系列に限った話ではないので、例のエセ医学漫画をはじめとした、世の中を煽動するような類の話の盛り込みが影響しているのかどうかは判断がつきにくい。逆に現状でお尻に火がついているから、なりふり構わずやらかしているってのは、大よそ理解はできる。もう数年前からのデータが取得できればいいんだけどねえ。約7年でビックコミックそのものは4割近く、スペリオールに至っては6割近くも部数が削られてしまったってのは、デンジャーな状況であるわけですよ、これが。

あの類のドーピング系な企画ってのは大よそ「段々効果が薄れてますますエスカレート化していく」「途中で気が付いて軌道修正できればいいけれど、大よそは歯止めが効かずに気が付いたら別物の雑誌になってる」ってのがオチ。ただでさえ媒体そのものの効力で問題が生じているのだから、その上に載せるコンテンツまで劣化させることはないと思うのだけどね。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年5月 1日 06:42に書いた記事です。

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