「万引きで本屋がつぶれる」ってマジだよなぁという話

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これは万引きに関する例え話として良く聞く言い回し。昨今の中小、個人経営的な本屋の閉店は万引きよりもむしろ、経営主の高齢化や雑誌の購入性向の低下、ネット通販の拡大の方が影響は大きい感はあるけどね。あと商用エリアにおける購買層数の減少とか。この辺りは業界のアンケート調査などがあるといいんだけどなあ。辞めた人にその理由を聞くのは難しいか。

で。マージン、つまり差益の話。上では単純に「1冊の定価の1割が本屋の利益になる」という図式で表現している。つまり1冊分の資財が丸々本屋から無くなった場合、10冊分の利益を積み重ねてようやくその損失が埋め合わせられるというもの。

実際には取次(問屋みたいなものだな)から本屋が得られるマージンは20%から30%(【出版業界の豆知識 > 書店について > 書店のマージンについて】)。情報が10年近く前のものなんで、現在では多少は変動してるかもしれない。ただ昨年の記事【書店の売上高などをグラフ化してみる】にもある通り、大手ですら売上高経常利益率は3%で良い方に属する。小規模の、個人経営の本で一日あたりいったい何冊の本が売れると思っているのだろうか。


そして指摘の通り、マンパワーの浪費も小さくない。時給900円だとして半日、まぁ4時間だとして3600円の損失。下手をするとその後も色々と事後処理があるので、本数冊分の売上(利益にあらず)分が吹き飛んでしまう。

書籍の万引きという行為がいかに大きな損害を与えているか。周知は欠かせない。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月19日 08:18に書いた記事です。

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