連載漫画の続きが読める可能性が切り開かれる、「トランスノイド」の続編がインターネット上で掲載開始

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【ヤングキングアワーズ2014年8月号 読了】でも紹介している、月刊誌のアワーズで連載されていた「トランスノイド」という漫画。とっかかり部分は今一つ感が否めなかったけど、読み進めていくうちに結構興味深い切り口とテーマへの挑戦、アワーズの他作品のいくつかでも透けて見える題材との連動性もあわせ、面白くなってきたかな、と思っていたら突然ストーリーが異様な形で急展開して、お察しの通り事実上の打ち切り。後程作者自身から一部吐露があり、その推測はほぼ間違ってなかった。その時は「第2部移籍先募集中です」とあったけれど、結果としてデジタルでの展開に移行したようだ。

ただ移籍先を見てみると、単独のプラットフォームに雑誌連載的な形での掲載というよりは、不特定多数の媒体に投稿みたいな感じで掲載しているみたい。タッチも意図的なのか時間が無かったのか、ラフな描写が多く、これも電子版ならではのものなのか、それとも何か実験的なものなのか、少々つかみにくい。ただ、あらすじが書かれてあったのはありがたい。これが無かったのでアワーズ版では世界観が今一つつかめなかった(もしかしたら掲載されていたかもしれないけれど、気が付かなかった(^^;;)。ともあれ、今後に期待したいところだし、アワーズ掲載時に端折られた後半部分も、可能ならばちゃんと再生した上で再構築してほしいなあ、という気はする。

また、「トリコロ」などの作者、海藍先生もどうやら作品の続きを電子書籍化している感がある。先日の作者サイトに、かつての自作品の電子化が云々との描写があった。これが出版社経由なのか、版権を自分の手元に引き取って自前で出版するのかまでは、現時点では分からないけれど(読む限りでは後者っぽいけれどね)。

これまでなら日の目を見ることが無かったであろう、打ち切りやその他事情で終わってしまった作品の続きが読め、可能性の芽が育つ機会が設けられるというのは、良いことだと思う。昨今では採算性の問題から、雑誌掲載がされても単行本化に至らない作品も増えているという。その場合雑誌社側は作者自身に、版権の類を戻すことをお願いしたい。つまり作者自身に電子書籍化などの芽を残すってこと。少なくとも以前よりは報われることになるんじゃないかな。

まぁ、電子書籍化しても、ビジネスとして成り立つか否かはまた別の問題。あるいはこのような流れがある一定量できてくれば、それをすくい上げるようなビジネスも生まれてくるんだろうなあ。個人的にはアルファポリスあたりがやってくれそうな気がするのだけど。「いらっしゃーい」的な感じで。

            

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このページは、不破雷蔵が2015年4月16日 08:05に書いた記事です。

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