日経平均株価2万円タッチと陰謀論と

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日経平均先物ですでにタッチしていたので容易に想像は出来たのだけれど、SQ絡みの売買もあり、先日2015年4月10日の東京株式市場では日経平均株価場が数分のみではあったけれど15年ぶりに2万円台に突入。まぁその後は天井感だの達成感だの利益確定売りが出ただので失速。元々週末で売り圧力は強かったし、ほぼ予定調和。

結局引けでは前日比でマイナスってことで終わったのは事実だけれど、マインド的にはポジティブに違いない。中期的なチャートを見返しても今件は意図的な底上げ云々というよりは、投資心理の改善と観た方が道理は通る(日銀の「資金循環の日米比較」を見てもその辺りは裏付けが出来る)。


まぁ当然こんな感じの陰謀論も何時もの通り......ではあるのだけど、節目としての金額ってことと、15年ぶりというインパクトの大きさも合わせ、その声の高まりが結構なボリュームで確認でき、しかもその中身がテンプレのようなものばかりで「人の進化を見たいものだ」と想ったりもする。


統一地方選挙が近いからということで、それ絡みの陰謀論も相次いでおり、それに対するツッコミも。まあ、いつものパターンだからツッコミも容易なもの。そもそも日経平均チャートを見れば分かる通り、外部的要因や、よほど政策的なヘマが無い限り、年度末から毎年GW前後まではじわりと株価は上昇するアノマリー的なものがあるんだから、陰謀だの何だのは関係ないんですがね...ファンドの換金のタイミングもあるし。

結局この類の陰謀論って、先の震災を人工地震云々って言ってるのと同じなんだよね。そりゃ何の事象も無く、突然日経平均株価が1日で数千円も上がるような事態が起きれば、陰謀論云々ってのも疑いたくなるけどさ。

むしろ「株価は先行期待指数なんだから、それが上昇している以上、その期待に応える政策などを期待し、提言すべきだ」という話に持っていく方が、遥かにポジティブだし大人な気がするのだけどな。

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このページは、不破雷蔵が2015年4月11日 06:45に書いた記事です。

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