ホームの転落事故を減らすステキな解決法、座席の位置を変えてみた

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酔った客が駅のホームから線路に転落する事故が増える中、JR西日本安全研究所が過去2年の事故映像を調べた結果、「突然線路に向かって転落する」傾向が約9割に上ることが分かった。千鳥足でふらふらと落ちるイメージとは違い、担当者も驚きの結果に。同社は結果をもとに、ベンチの位置を変えるなど防止策に本腰を入れる。

重大事故のトリガーとなりやすい、いやそれ自身が事故に違いないのだけれど、ホームからの転落事故。その多くが実は、ホーム内に設置してある座席から泥酔客が立ち上がってふらつき、そのままホームまで歩き進んで落ちてしまうという事例が多かったとの話。

椅子の位置が立ち上がった先にホームの端があるので、立ったまま歩き続けると落ちてしまう。ならば椅子を横にすれば、そのまま立ち歩いてもホームから落ちる事は無くなる。まぁ、横にずれたり方向転換をすれば話は別だけれど、リスクはもっと低くなる。首都圏などで導入されている、転落防止用の壁を創るのも一案だけれど、全ての路線・駅で導入できるわけではない。それよりは椅子を横にした方がスマート。もちろん路線、駅によって事象発生の比率は変わってくるのだろうけれど。

詳しい話、元資料を探したけれど、残念ながら現時点では安全研究所の最新レポートにも今件は記載されていない。定期刊行されているので、後ほどまとまった形で掲載されるはず。どのような検証がなされたのか、具体的な話を早くみたいところではある。

調べてみて分かる意外な事実、そしてそこから見出すシンプルで効果的な対応策。色々と参考になるお話に違いない。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月26日 07:54に書いた記事です。

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