大人の「ダメよ」は子供の「やってみたい」を誘発する

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そう、それはまるでダチョウ倶楽部の持ちネタのように......というか、あのネタが多くの人に周知されているのも「あるある感」を覚える人が多数に及ぶからではないかな。先日の教育絡みの話とか少年法とか色々と子供にまつわる話、規制のあれこれが語られる中で、ちょいと興味深い流れがあったので覚え書きも兼ねて。

これ、微妙に不足している部分があって、その部分を補完すると、「親が禁止令を出す時に、その禁止の理由を子供が納得できる形で出す」とその禁止されたものには触れなくなる可能性が高く、そうでない場合は反発して逆に隠れて楽しむようになる、あるいは禁止された事情に納得が出来ずに親への信用が失われる、と読めばいいのではないかな。禁止行為ってのは法令などの罰則規定がない限り、契約によるもののような感じだから、相手の承認理解が不可欠になる。親子の場合は親から子への強制力はあるけれど、法令ほど厳密なものでもなく、啓蒙教育という観点では頭ごなしにするのではなく、説得のレベルでの教え諭しが求められる。何しろ親の禁止について、察するほどの経験知識を持ち合わせていない場合が多いのが子供だから。


これはオタクと呼ばれるカテゴリーに限った話ではなく、親の範ちゅうから脱することが、大人にむけた儀式の一つであることに違いは無い。それが無意識になされているだけの話だよね。


多分にケースバイケースのところもあるけれど、この指摘は言い得て妙。「岩戸戦法」という表現も素晴らしい。また、以前解説したこともあるけれど、子供は本能的に親の真似をして世の中を理解しようとする本質がある。それもまた今件と類似している。

直前に挙げた記事のように、子供のような振る舞いをする大人も多分にいるけれど、子供の様式、行動パターンは大人とは違うもの。子供は子供なりに子供のロジックで行動している。そのことを親が、大人が見極めた上で対応しなきゃならないんだよね。もちろん、親の都合の良いようにだけではなく、子供目線での考えも忘れずに。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月 6日 06:09に書いた記事です。

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