PM2.5で山水画の世界になった九州地方......ちょっと驚き

| コメント(0)


かつてはこの時期になると花粉で空気がよどむだの見通しが悪くなったように思えるだのという話が半ば冗談交じりに語られていたけれど、震災前後、この数年辺りからは花粉以上にひどさを増してきたのが、このPM2.5。超細かいゴミなどで構成される粒子状物質のうち、粒子径が大よそ2.5μm以下のものを「PM2.5」と呼び、健康リスクの上では注意する必要があるものとされている。まぁアレだ。煤煙とか工場の煙とか、ゴミ焼却所の煙のようなもの。

で、風向きだの気候だの大気の状態などから、幸か不幸か花粉の時期に合わせる形で大陸から山ほどこの大気汚染の素がやってきて、九州地方では特にこんな状況になっているという次第。活性化しはじめた時期と、中国の工業化の急速な進行・大気汚染対策の遅れに伴う公害問題の露呈化がタイミング的に一致しているので、ほぼ中国が起因なのは間違いないんだけどね(震災後の放射線周りで一気に監視体制が強化されたのは、果たして幸なのか不幸なのか)。


一応二つほどPM2.5関連の情報を取得できるサイトも確認したけれど、やはり状況としては結構なレベル。今後事態が改善される事は、発信元を考えればあまり想定できないので、多様な対策を講じる必要があるんだろうな。巨大な扇風機を配して煤塵を送り返す、というネタ的な話はともかくとしても。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年3月23日 06:30に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「飼い主の期待と猫の願望、微妙なすれ違いで生じる喜劇、あるいは悲劇」です。

次の記事は「「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」話題に登っていたので見てみたら中身はナニがアレだった」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30