経済学者はトンデモ論を語るのが多いという指摘

| コメント(0)


これは特に投資・市場系の専門家を語る経済系学者に多い話ではあるのだけど、経済を語る専門家の方々には首を傾げるようなものが少なくない。元々経済そのものが極めて多数の要因によって胎動するものだから、その流れを分析して読み解くのは、それこそ自然現象を予測するくらいに難しい。過去の事象を説明することはできても、それを基に未来を想像することは出来ても、その的中率を高めて予言のレベルにまで達するのは極めて困難。仮に近未来におけるものが出来たとしても、それがそれより後に通用するとは限らない。事象環境そのものが大きく変化しているからね。まぁ、原理原則的なものもあるけれど。

問題なのはその類では無く、トンデモレベルな話を日常的に語るようなレベルのもの。毎年のように日本経済は全滅する、大恐慌が起きる的な本を出す人とか、【「1ドル=1万円になる可能性だってあります」キリッ...可能性ってことば、ステキやん】のようにハイパーインフレを「おおかみが来たぞ」的に繰り返すとか。期待値や確率論的な話をぶっちぎって語り続け、それがあたかも必然のように述べるのは、「トンデモ」と指摘されても仕方がない。

でも彼ら・彼女らをトンデモ系エコノミックエンタテナーと考えれば、ああ、あれも芸の一つなのね、だから経済面でまともに取り扱っちゃいけないのだよな、と理解はできる。

なぜなら


...だよね。まぁ、かのアイザック・ニュートンだって投資で大損ぶっこいたことは良く知られてるところではあるし、一般的に頭の良い人でも、経済の先行きが読めるわけでは無い。トンデモな経済学者の人にしても、別方面にその能力を使えば、もっと世界に貢献できるんじゃないかな。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年12月14日 06:54に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「大学のレポート提出で一工夫したらコピペが皆無になったという話」です。

次の記事は「ダースベーダーさまもクリスマスをお楽しみのようです」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30