かつての猛烈円高は意図的なのか否か

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リーマンショックと前後して日本を襲った、過去に例を見ないほどの円高と、それを起因とする経済不況。この円高について、当時の政権政党が意図的に誘導したのではとの話があり、それの裏付けを求めて色々と検索したのだけど......どうも確かな記録が見つからない。

円高が超絶レベルで展開していたのは事実なので、そのような話が実際に行われていれば、あるいは成されていない場合でもその旨の公的、あるいは一次情報的なものがあるはずなんだけど、例の3年半は震災以前は特に、その類の情報が見つかりにくい、検索に出てきにくいってのが正直な感想。元々公的情報は半ば以上意図的に作られない、隠されていた感は強いし、いわゆる悪質系まとめサイトの暗躍が本格的になったのもこの時期からなので、ノイズ的な情報が多くて困ってしまう。意図的に編集された情報は、すでにソースとして使える情報では無く、単なるエンタメ的な読み物でしかない。

当時の政権政党が内需拡大による経済回復(リーマンショックで結構アレだったし)を狙うため、日銀の独自性を強めて金利を引き上げさせて市民の懐を豊かにするのと共に、円高を誘導して輸入品価格を押し下げて商品を購入しやすくして景況感を高める的な話はあった。だから元々の円高基調の中で、対応策を取らなければ加速度的に円高が進むけれど、それは望むべき方向なので、容認した......というのが大よその流れみたい。だから厳密には意図的に誘導したのではなく、都合がよいので円高基調を放任したという辺りが正解、かな。


で、結果としては、独自性を高めた日銀がコントロール不能なまでに暴走を始めるし、円高は加速度的なものになって歯止めが効かなくなるし、景気は目も当てられない状態になった、と。第一、輸入品価格が安くなって購入品の数は増えたとしても、購入額は理屈的には変わらないのだし、景気が悪化して可処分所得が減ったり、雇用が失われたら何にもならない。

まぁ、これは以前にも言及したかもしれないけど、人口数百人の村を何とかコントロールできるスキルの村役場の人たちに、国全体の運営が出来るはずもなし、と。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月12日 06:48に書いた記事です。

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