「低給与所得者がこれだけ増えた、失策だ!」「それ以上の給与所得者もがっつり増えてますが何か」

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元々この類の話は少なからず生じているのだけど、選挙の話が盛り上がりを見せるとともに、プロパガンダ的に、内容の確からしさは別としてぱっと見聞きで興味関心を引かせるような話が、時にはプロモーション的・詭弁的な手法を悪用する形を用いて展開されることがある。先日の「トリクルダウン」や「GDPをドルベースで」「非正規100万人増加」などが好例。

今件もその類の話の一つで、美味しいところ......というか目立つところ「のみ」を抽出して騒いでいる方と、それに対するツッコミ。先日、正規・非正規の人口構成比をはじめとした複数の雇用市場の記事を展開したのも、理由の一つにこの類のおかしな論調があちこちで見受けられるようになったってのがある。

まぁ事実としては指摘の通り、裾が広がって全体的にはやや上向きになっているにも関わらず、その裾の下の部分だけ取り出して騒いでいるという次第。

せっかくなので生成したグラフと、その解析は次の通り。


給与所得者が増えた、つまり雇用が拡大したのと、低給与者は多分に定年退職者の再雇用によるところが大きい(このパターンの人が増えている)。そのあたりの話は先日の【人口動向も含めた正規・非正規就業者数などの詳細をグラフ化してみる(2014年)(最新) 】などを見れば一目瞭然。

まぁぶっちゃけ誰が何を想おうと、誰を信じようと、それは個人の見解の自由ではあるのだけれど。虚実や詭弁を用いて第三者を陥れようとしたり、戸惑わせようとしたり、事実誤認をさせるってのは、よろしくないと思うのだな。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月 9日 07:27に書いた記事です。

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