ゲーム課金の「沼」は子供もはまってしまいかねない・消費者庁が注意喚起

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○生年月日等の利用者情報を正しく登録しましょう。

○パスワード等の登録情報を厳重に管理し、むやみに他人に教えないようにしましょう。
○無料と有料の境目を十分見極め、有料サービスの利用時には、課金状況を随時確認しましょう。
○保護者として、課金状況を自分の目で定期的に確認しましょう。
○少しでも不審なことがあれば、遠慮せずに各地の消費生活センターに相談しましょう。



内容そのものは以前本家サイトで紹介した【クレカがヤバイ! 子供のオンラインゲームのトラブル急増中、国民生活センターが注意喚起】と大きな違いは無い。子供はまだ自分でお金を稼いでいないのでお金の消費に関する感覚が大人よりも鈍いことに加え、実際に現金を手に持って支払うのではなく、画面上のデータとしてのみ扱われるので実態感が無いことから、つい悪気も無く多額の支出をしてしまうという次第。


記事では「本当のお金が必要だと思わず」とあるけれど、ゲームの提供側にもこの辺りの操作系周りは何度となく注意喚起はされている、はずではあるのだけど......あまりその辺を厳しくすると売り上げが落ちるので、ジレンマの末、少しずつ少しずつ、自分に甘い方にシフトしてしまってるんだろうなあ、という気はする(例えば月次で該当アカウントの総課金の金額を常に表示する仕組みにすれば、それなりにリスクは下がる。けどメーカー側はしないだろうな。課金額がグンと下がるもの)。

別のパターンとしては、本当はリアルのお金が必要だということ次第は認識していても、それがどれほどの負担になるのかまでの理解が足りない、理解はしていても自分の欲求が勝ってしまう、累積される金額への考えが及ばないって部分もあるのだろう。

いずれにせよ、これからますますタブレット型端末やスマートフォンは低年齢層にも浸透していく。保護者が子守のためのアイテムとして使う場合も多い。幾らロックをかけていても、それを突破される可能性は多分にある。そもそも保護者と子供の技術レベルが均衡している、さらには逆転している場合も十分あり得るのだから。

それこそ自動販売機の使い方、自転車の乗り方と同じレベルで、スマートフォンも含めたインターネットとの係わりあい方の啓蒙を、これまで以上に注力しなきゃいけないのかなあ、という感はある。自販機を使えない、使い方を間違っても問題になることは滅多にないけど、インターネット関連はちょいと足を踏み外すと万円単位の金銭が飛んだり、個人情報の流出などで目も当てられない状況になりうるからねえ。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年12月 7日 07:50に書いた記事です。

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